社会福祉法人会計基準検討会がスタートし、合併や事業譲渡の承認方法や会計処理が整備されていきます。
より現実的にどういう影響が発生するのかなどが整備されていくものと考えられますが、基本は企業会計と類似した形となるのでしょう。
資料3-4などを見るとやはり非営利法人にはあまりなじみ深くないのか、他の法人類型(公益法人、医療法人等)についても、整備が行き届いていないように思います。
この点も今後整備されていくことだと思います。
ただ、一般事業会社の会計基準においては、社会福祉法人などの非営利法人にマッチしづらい考え方(固定資産の減損、税効果会計)がやはりあるように感じますので、一概に企業会計の考え方を取り入れるとかえって決算書が何を示しているのかわかりづらくなりそうな気がします。
保育園や介護施設を探すときにどれくらいのご家族が法人の決算書を見て、決めているのかなーと思いますし、ただでさえわかりづらい決算書がより高度になると、利用者はより減ることもありえるのではないかとも感じてしまいます。
もちろんこう言ったことも検討事項なんだと思います。
第1回社会福祉法人会計基準検討会 資料