弊社ではマネーフォワードという会計ソフトを使用しています。
年額も50,000円程度でそれほど高価なソフトではありません。
また、マネーフォワードではstreamed(ストリームド)という入力代行があり、入力を自社でやるのではなく
外部に委託することが可能です。
これも非常に便利な機能で、送った資料を基本的に翌日には仕訳として返送してきます。
現在は、インターネットバンキングを連携させて預金関係は即日同期、領収証はstreamedを使用して翌日入力、
airレジというレジを使用すると売上も翌日には連携されます。
(町でよく見るipadを使用したレジです。)
マネーフォワードで勤怠・給与計算もできるので、それを使えば、給与も計算後即読み込みが可能です。
すると翌日には概ねの仕訳が完了しますので、チェックや確認を入れても5日程度で会計データが完成します。
どうしても請求書が届くのが遅くなってしまうなど理由はありますが、翌月中旬には前月の試算表が出来上がります。
従来は、翌月中旬に会計事務所・税理士事務所に資料を渡して、それから一か月後に試算表が完成するといったスケジュールが一般的だと思いますが、
今の時代はどんどん早くなります。
会計ソフトとしてもマネーフォワードやfreeeといったソフトはこのあたりが非常に強く、
さすがは上場している会社はスピード感が違うなーと感じさせられます。
どんどん会社をM&Aして機能を拡充させていますし、こういった機能をうまく活用できれば、
職人のような経理担当がいなくとも試算表を完成させることができるようになります。
また、会計事務所・税理士事務所においてもそれだけの人員を抱えることなく作業が完了できるので、メリットが大きいです。
残念な点といえば、それらの機能をまだまだ法人内部で利用できていないという点です。
経理の担当者がすべての書類を打ち込んでいる法人が多くあると思います。また、経理担当者が退職してしまって困っているような法人が多くあります。
弊社でも、担当者が退職したことを機に他社の会計ソフトからマネーフォワードに移行して頂いた法人もありますが、
新しい担当者には非常に喜んでいただいています。
会計入力の時間を削減することで、会計分析や他の業務に時間を回すことができるようになるため、導入しない手はないのではないかと感じています。
弊社の業務領域的に給与計算業務については、引き受けていないケースが多く、他の社労士事務所に依頼している法人が多いですが、
マネーフォワードの認知度が低く、これらの連携ができていない法人があります。
法人からするとマネーフォワードに統一してしまったほうが、よりスピーディーかつ効率化することができるようになります。
弊社も税理士事務所経験者を採用しようと動き出していますが、
それであれば社労士も雇ったほうがよりバックオフィスを強化させることができるのではないかと考えています。
そのほうがお客様からの満足度も高まることが想定できます。
なにぶん小規模な事務所ですので、すべてを一度に実施することはなかなか難しいですが、弊社もどんどん進んでいきたいと思います。
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