【経営・アドバイザリー】最低賃金28円アップはどう影響するか?

最低賃金が全国一律28円アップとの話が出ています。

福岡県では現在842円のため、その通りに上がった場合には、870円となる予定です。

(3%程度のアップとなります。)

最低賃金をベースとしても、深夜時間の時給は1,087円となり、経営への影響は免れられないと感じます。

 

全国平均は930円となる見通しのため、福岡よりもさらに60円も高いということになります。

 

チェーン店を前提とすると、ほとんどの会社で販売価格は全国一律にもかかわらず、原価(人件費)が異なるため、

同じように営業しても残る利益には差が生じることとなります。

 

弊社で多く関与させて頂いている介護、障害関係の事業も同様に報酬が一律のため、同様の影響を受けることとなります。

これは、都市部においては、ものすごく大きな影響と言えます。

(当然、人手不足ですので、より高い賃金を出さなければ人の採用ができなくなり、さらに利益を圧迫するようになると

考えられます。)

 

人を採用することももちろん大切ですが、やはり辞められない会社作りが非常に重要になってくると考えられます。

研修制度もそうですし、社内のキャリアアップも重要になると思います。

 

また、会社は黒字でなければならないと私自身考えております。

黒字であれば、ヒト、モノ、情報に投資することができます。投資ができれば、昇給することもできるし、賞与を払うこともできます。

また、よりよい設備のものや情報を仕入れることができるようになります。

結果、利益を拡大するための投資ができます。

一方、赤字であれば、そのまま全く反対のことが起きます。

 

会社を成長させ、黒字にすることは、事業を継続するために必要不可欠な内容だと思います。

 

弊社では、経営改善支援業務も複数社実施しておりますが、やはり一度赤字になるとなかなか回復することが難しくなります。

借入金の返済もありますし、機材も老朽化していきます。

どこに注力して早期に赤字を解消するかを明確にしなければならず、

売上さえ上がれば、、、では、なかなか回復しません。

 

根柢の問題を見つけることが最優先事項かと思います。

 

話は戻りますが、労働改善や人手不足の解消など賃金アップの要因はいろいろ言われていますが、

経営をする側からすると仕方のないことですが、28円アップはこのwithコロナの状況では、インパクトが強いと思います。

 

 

 

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