先日、日本M&Aセンターのご担当の方が来社されました。
前職の事務所では何度か社内セミナーなどを実施していただいておりましたが、
正直言って独立してからは、関与先も若手経営者が多く、M&Aに関してもそれほど多く話には出てきていない状況です。
私も先日福岡県事業引継支援センターのM&Aマッチングコーディネーターの研修を受け、登録されていますが、
大きな目的は情報収集だと考えています。
公認会計士・税理士は情報収集が一番の仕入れである業界ですので、なるべく多くのところにアンテナを張り、情報収集を進めています。
今回日本M&Aセンターの方とお話をして、なるほどなー。と感心してしまったのは、M&Aの内容が変わってきているという話です。
M&Aに対しては、以前のような敵対的な買収といったマイナスのイメージは軽減されてきていると思いますが、5年ほど前までは、M&Aは
第三者事業承継のツールという意味合いが強かったです。
後継者のいない社長が従業員や仕入先、取引先の安定を求めて、誰かに事業を継続してもらう。ためにM&Aによってまるごと事業を引き受けてもらうというものです。
もちろん、こういったケースはこれからも加速的にニーズが増えると考えられます。
ただし、今回あった話では、若手経営者のM&Aによる事業の売却が近年増えてきているという話です。
目的は、軌道に乗った会社やサービスをさらに普及させるために、大手の会社などに買い取ってもらうというものです。
若手の経営者は売却によって得た資金で新たな事業やサービスを始めるそうです。
ZOZOの前澤社長ではないですが、新しい話が出てくるのはとてもワクワクします。
日本M&Aセンターのグループ会社のbatonz(バトンズ)というサービスについても以前から知ってはいたのですが、
それほどサイトを覗いたこともなく。。。
地域検索などもできるので、例えば「福岡県」で検索しても数多くの売り案件が掲載されています。
コロナの影響でしょうが、民泊関係が多く目につきます。
こういったところからも今の経済の実情を見てみることができ、トレンドの把握ができるのではないでしょうか。
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