社会福祉法人会計基準検討会が進んでいます。

社会福祉法人は今度は大規模化・協同化が進むので、今までに整備されていなかった、合併などの会計処理が整備されはじめています。

どの法人に聞いても話は出てきますが、持ち分のない社会福祉法人なので会計処理的にはそれほど難しくないと思いますが、実際の実務などはかなり大変だと思います。

また、私が関与している大規模法人はほとんどが無借金経営をしており、なおかつ預金を数十億スケールでもっています。

(だから社会福祉法人にはお金が余ってるって言われるですが。)

一方で小規模法人は建物の改修等で借り入れが残っているケースが多くあり、大規模法人からすると頑張って返済していたのに合併すると借金を背負わないといけないというのは、困る。との意見があります。

事業譲渡などで債務をおいていくことも再建方法としてはあり得ますが、建物などと紐付きになっているので、なかなか難しいことだと思います。

一方で、地域医療連携推進法人のような形で、やんわり協同化するのであれば、納得する法人は多くあるのではないでしょうか。

会計が決まれば合併や協同化が直ちに進むとは思いませんが、社会福祉法人にとっては避けて通れない話だと思います。

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05030.html