社会福祉連携推進法人がついに出てきました。

医療法人が医療連携推進法人の設立が可能になった時点で、いずれは出てくると思ってました。
 
社会福祉法人を中心とした連携推進法人です。
 
支援先でも30億を超える社会福祉法人といくつも関与させていただいていますが、なんといっても合併に対する嫌悪感が役員会ではぬぐえません。
 
組織風土の違い、借り入れの過大保有、移設の老朽化などが合併をすることに悲観的な主要な要因であり、個人的には、それだったら自分たちで新しい施設を建てた方がいいのでは?との考えがあるような気がします。
 
経常利益率が1〜2%程度になったとはいえ、多額の減価償却費を抱える大規模社会福祉法人では、1億2億のキャッシュが生み出されるのはザラにあります。
 
一方で、一法人一施設のような比較的小規模な法人は、お金も貯まらずどんどん施設が老朽化して立ち行かなくなってきています。
 
まずは柔らかく一緒になって後で行政主導でくっつけるという流れは必然だと思います。
 
問題の先送りのようにも見えますが、こうでもしないと自己資産を投じて設立したオーナー経営者はなかなか手放さないと思います。
 
しかし、代表理事が都道府県知事の認可などかなりハードルが高いのでどこまで普及するかは未知数です。
 
より良い形を作ってもらいたいと思います。