ニュースやネットでの情報からもコロナの影響はまだまだ続きそうです。
いわゆるwithコロナ、afterコロナにおいては、従来の関与方法とは異なるニューノーマルな税理士との関わり方を考えていく必要があります。
従来型の税理業務で言えば、月に1回一人または複数人の税理士事務所の職員が会社に訪問して、月次資料の確認及び修正を行い、
それに基づく助言やアドバイスを行っていることが多かったです。
さらに、現地での作業を税理士事務所で実施して確認やアドバイスのみを社長や経理担当者の実施するケースもあったと思います。
これからは、対面で会わずしてほとんどの業務を完結する形になっていくものと思われます。
会わない方がいいという話ではありません。私もお会いした方がもちろんいいと思っています。
しかし、会いづらい状況になっている中で、会わなければ作業や報告ができない。というのは時代にそぐわないという意味です。
弊社ではGmailを使っていますが、おそらく多くの法人でも税理士とメールでのやり取りを行っていると思います。
しかし税理士のアクションが悪かったり、また質問をするにしても、どうしてもメールをひとつずつ書かないといけないことから煩わしさを感じる機会が多いのではないでしょうか?
社内外の人とでも現在であればチャットを使うことは簡単な時代ですので、ほとんどのケースがチャットで完了してしまうものと思います。
私自身もLINEは基本的に私用として利用しており、仕事用はChatworkを活用しています。
また、資料が重たくなってしまってメールで送ることができないようなものであれば、従来は宅ファイル便(ギガファイル便)を使用していましたが、
取得日数制限があることや、メールで送った資料なのか宅ファイル便で送った資料なのかを探す必要があり、非常に不便を感じていました。
これもGoogleで言えば、Gドライブで共有し合えば何の問題もないですし、DROPBOXという手もあると思います。
テレビ会議もzoomやGOOGLE meetで簡単につなぐことができます。
上記のような類似したアプリで対応すれば非常に簡略化することができます。
いずれも携帯でも対応可能な点が非常にありがたいです。
リモートワークや働き方改革の中で、我々の業種も大きく変化を求められる時代になっています。
紙でなければならないものは、データで十分に対応可能ですし、例えばFAXに関しても、受信後メールに転送することも今の時代簡単に行えます。
事務所にいないとできないことなどほとんどなくなってきています。
我々もすべてを即答で解決することはできません。(私の能力ではですが)
というよりも税務の中には、原則論と例外的な処理や代替的な処理によって、同じ効果を得られるものなど非常に複雑ですので
調べることが非常に大切になっています。
対面で話をすることはとても大切ですが、対面で即回答を出すことばかりが必ずしも正解とは限らないのです。
PC、Ipad、携帯があればおおむね対応することができる時代ですので、是非現在の関与方法についても考えてみてください。
これだけコロナが長引くと、どこかで決算を迎えてしまう法人や個人事業の方も多くいらっしゃると思います。
コロナなので、打ち合わせや不明点が解決できていません。ということはほとんど解消することができる時代です。
税理士が来た時に確認してみます。という話をアドバイザリー業務上ではよく聞くのですが、withコロナ、afterコロナによる税理士との関わり方については、
よりスピーディにより簡単に税理士と話をすることを意識していかなければならないと思います。
逆に言うと、現在では飛行機の中でも連絡を取り合うことができる時代になりましたので、以前のような外出してるので、折り返し連絡します。
みたいな話はほとんどなくなってしまったなーと感じます。
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