【資金繰り・アドバイザリー」コロナ緊急融資から間もなく1年がたちます。

コロナの制度融資から間もなく1年が経ちます。

 

2021年2月8日の日経新聞にもその記事が出ています。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO57598280S0A400C2EE8000/

 

融資を受けたことによって、事業を継続することができた法人が多数発生しています。
また、現在緊急事態宣言下でも事業が継続しているのは、多額の融資を受けた恩恵を受けている法人が多数あり
事業が順調に回復している法人は、ほとんどないのではないでしょうか?

 

そうすると、
これから始まる、多額の借り入れの返済が非常に苦しくなるということです。

 

返済期間も短い融資が多く、資金繰りが一気に悪化する法人が出てくるのではないかと想定されます。

 

政策上、本来借り入れが困難な金額まで、早期に融資を実施していたことから、
これ以降の追加的な借り入れを行うことはなかなか難しいのではないかと思います。

 

現時点でも削れるところまで削っている状況であるにもかかわらず、
これから返済がスタートするとなるとかなり厳しいのではないか、と感じます。

 

各法人については、
いつから返済が再開されるのか、
毎月いくら上乗せになるのか、を事前に把握しておく必要があります。

 

シミュレーションを行い、
例えば、銀行に返済を延長してもらうことができないか、
返済期間を延ばして月々の返済を少なくすることができないのか、を把握しておく必要があります。

 

それほど多額に借入金を使わなかった法人についても、まだ繰り上げ返済を実施するタイミングではないと思います。
3月から開始されるワクチンがどの程度効果を出すのか、感染の抑制につながるのかをしっかりと判断した上で
適格な経営判断を行わなければならない時期だと感じます。

 

 

 

 

 

 

—————————————————————-

 

福岡で経営相談・アドバイスをお考えなら

小菅公認会計士・税理士事務所

https://www.kosuga-cpa.jp/

TEL:092-403-0805 FAX:092-403-0806