コロナ融資が返済開始の時期を迎えます
民間ゼロゼロ融資、いわゆるコロナ融資ですが、返済開始の時期を迎える借り入れが多数発生しています。
一方で、いまだコロナが明けておらず、業績も戻っていない中で返済資金を捻出できない企業が多数発生することが見込まれています。
弊社もこういった支援業務を行っておりますが、銀行間の調整が非常に難航してしまうのが実態です。
今回、一定の要件を満たした中小企業者が、
金融機関との対話を通じて「経営行動計画書」を作成したうえで、金融機関による継続的な伴走支援を受けることを条件に、
借入時の信用保証料を大幅に引き下げる【コロナ借換保証】がスタートします。
民間ゼロゼロ融資等の返済負担軽減のための保証制度(コロナ借換保証)を開始します。
一義的には、返済期日が延長される可能性があることから、うまく利用することができれば返済開始をもう少し遅らせることができるようになります。
とはいえ、コロナ融資に関しては、通常借りられる金額以上の資金を借入している法人が多く、
実際に返済がスタートするととても返済することができないという法人が多数存在するのも事実です。
特にコロナ資金はコロナで影響を受けた企業に対して、赤字を補填するために実施された借入ですので、
多くの場合が、手元にお金が残っておらず、また、設備投資ではなく運転資金に消えていったため、
いざ返済しようにも従来の借り入れの返済に加えて、コロナ融資の返済までは追いつかないという法人が多いです。
いいか悪いかは別にして多くの補助金についてもどんどん終了していっておりますので、補助金で収支が保たれていた企業は一気に資金不足を起こすと思います。
コロナも3年ほど経ち、いつかまた従来のような社会が戻ってくるはず。。。と耐えていた企業は、
この変革期に立ち止まったままでいたのではないかと感じます。
3年前とは様々なものが変わっています。
我々の業界でも、ＩＴを活用したサービスは飛躍的に使いやすくなりましたし、対面以外の方法でもテレビ会議の活用やチャットアプリなどメールでやり取りしないといけなかったものが、即座に回答してもらえるようになりました。
紙保存もどんどんデータ化して、今まで分厚いファイルを持ち歩くのが当たり前だったのが、大半がパソコンで管理するように変わっています。
会計データも入力が終わったものを見に行く、バックアップを送ってもらうという作業から、クラウドでタイムリーにチェック、修正ができるようになっています。
できる機能やアイテムはどんどん使って、アナログによる膨大な時間が発生していたことをすごく感じるようになりました。
この浮いた時間をお客様のために転嫁していく仕組みを作っていきたいと思います。
ご不明な点、ご質問等ございましたら【お問い合わせフォーム】までお気軽にご相談ください。
弊社でもさまざまなご支援をさせていただいております。サービス詳細についてはこちらへ
〇●企業という山を一緒に担げる舁き手のようなパートナーを目指します●〇
—————————————————————-
福岡で経営相談・アドバイスをお考えなら
小菅公認会計士・税理士事務所
