経営改善支援について
何度か上げさせていただいておりますが、活性化協議会(旧 再生支援協議会)の外部アドバイザーとして、
継続して経営改善支援をご支援させていただいております。
個人事業になってからでも15件ほどご支援させていただいており、現在進行形で3件ほどご支援させていただいております。
直近で大きく形を変えはじめているように感じており、一度整理しておきたいと思います。
業務形態
経営改善支援と言われるサービスについては、大きく分けて、
1.活性化協議会が関与する方式
2.認定支援協議会が関与する方式
3.自主的に実施する方式
があります。
当社はすべての関与形態で関与しております。
また、その中でも
①債権カットを伴う方式
②借入金を資本に振り替える方式(DES方式)
③借入金を劣後にする方式(DDS方式)
④返済期間を延長する方式(リスケ方式)
がありますが、大抵は
④返済期間を延長する方式(リスケ方式)
に該当するケースが大半です。
(残念ながら借金を棒引きにする方法などについては大抵の金融機関から賛同が得られません)
コロナ融資について
特に最近は、コロナを理由として、今の返済が苦しいけれども経営が持ち直せば返済はできるようになるので、
一時的に返済金額を緩和する形で協議になるケースが多いです。
そんな中ではありますが、頭を悩ませるのはコロナ融資の返済がどんどん始まっていることです。
コロナ融資に関しては、コロナによる倒産及び連鎖倒産を回避するために、国の政策により保証協会付きの融資や日本政策金融公庫による借入を簡素化して融資を受けることができるサービスです。
当社のご支援先でもいつまで続くかわからないコロナに関しては、まずは借入を行い、余ったお金は返せばいいというスタンスで話を進めておりました。
(当初は半年、1年程度で収束に向かうのではないかという思いからです。)
しかし蓋をあけると一向に終わらないコロナ、現在もwithコロナなのか、もはやコロナありきの新しい経済スタンダードが出来上がったようにも感じており、いわゆる元の形(コロナ前の形)には、もう戻らないように感じます。
そう言った中で、今までの借入に上乗せして、コロナ融資の優先弁済がスタートしはじめているので、企業はこの返済がかなり重くのしかかってきているように感じます。
また、制度設計上優先弁済となっており、まずはコロナ融資から返済するのがスタンダードになっているため、さらに厄介です。
多くの会社で資金が回らず(預金を減らしながら返済)、いずれ資金が枯渇する状況になっています。
制度としても、コロナ融資の元本返済延長なども出ておりますが、なかなか出口が見出せずにいるように感じます。
事業計画を作ろうにも、計算上返済資金を捻出することができず計画自体が作れないという会社も増えているように感じます。
最後に
今一度何を増やすべきで、何を削減すべきかをしっかりと判断し、自社でできる改善を見つめ直さなければいけないタイミングだと感じます。
補助金や助成金が大量に入っていた業者も多くあり、
コロナの助成金が終わるこれからの時代はもしかすると大倒産時代がくるかもしれないと真剣に考えております。
ご支援できる数にも限りがありますが、できる限りサポートさせて頂きたいと思います。
ご不明な点、ご質問等ございましたら【お問い合わせフォーム】までお気軽にご相談ください。
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