社会福祉法人で財務会計、管理会計の研修会を行いました。
今回はご支援先の法人の社内研修会を実施させていただきました。
対象は、施設長、管理者、次世代幹部候補生です。
売上高30億を超える法人なので、職員数も数百名と地域の社会福祉法人ではぶっちぎりのトップの法人です。
(市内では、市役所、農協に次ぐ職員数です。)
まさに地域を先頭で守る存在法人です。
今回のお話は、現場上がりの施設長などが多く存在するため、今までやれていなかった会計に関する研修会を実施してほしいという話です。
毎月の試算表や年次の業績把握などをする上では、会計に関する知識は必要不可欠です。
また、会計と一言で言っても、大きく分けると財務会計と管理会計に分けられます。
財務会計
法人が作成している決算書のことであり、いわゆる会計基準に則り日々行われる取引について適切に会計処理を行っていくことです。
これは、基準を定めなければ、個々に自由に会計処理や決算書を作ることになってしまうため、一定のルールを定めているものです。
会計基準に則り会計処理をおこなうことにより、他社と比較することや前期などと比較することが可能になります。
管理会計
社内の管理のために使用する会計であり、収益の分析や経費の分析また、現状分析や経営分析を行うことを目的とする会計です。
そのため、あくまで社内情報であるため、使用方法は自由に決めることができます。
※例 人件費率(人件費÷サービス活動収益)など一般的な手法については、整備されています。
また、管理会計を行うことで重要なことは将来の事業計画や経営計画を策定することです。
当然ではありますが、自分の法人・拠点・サービス区分が法人全体で赤字になっていないかについて、必ず確認するように習慣づけてください。
多くの場合は収益と経費のバランスが崩れていることが大半です。
収益が多く入ってきていた時代は良かったかもしれませんが、収益が減ってきているのであれば、それに合わせて経費の削減をする必要があります。
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